まこと保育園 MAKOTO NURSERY SCHOOL

MAKOTO NURSERY SCHOOL

THOUGHT

先生たちの想い

麻山幸子先生
(クラスリーダー)
SACHIKO ASAYAMA

人ってそれぞれ性格とか個性とか違うので、なるべくその人に合わせて向き合いたいなと思ってるんですよね。話す内容だったり、それこそ話す言葉だったり態度だったり。
最初のうちは、見て感じたことからでしかないですけど「この人こういうのあんまり得意じゃないのかなー」と感じたら、そのことはちょっとゆったり話してみようとか、「元気でアグレッシブな人だな」と思うとこっちもそういう雰囲気で接してみようかなとか。
その人が無理なく話したり働いたりできるように。
もちろん最初は壁がある人もいます。できればその壁はお互い取っ払いたいと思うんだけれども、でもすぐ取っ払えなくったっていいよねっていうのはちょっと思ってていいのかなって。
特に若い人達って自分で自由に意見を言える人もいますけど、言えない人もいるので、そういう人には「先生はどう思ったの?思ったままに話していいんだよ」みたいなことを言ってみると、ちょっと自分のことを言いやすくなんじゃないかなと思ってて。

例えば私だって、今こんなに色々喋ってますけど、学生時代とかは初対面の人とお話しするのも全然得意じゃないと思ってましたし、人前でマイク持つなんてとても苦手で、話すの苦手だって思ってたんです。けど、ある時、行事の時に「司会をやってみて」って言われてやったんだけれども、その時に先輩の先生達が「ここすごく持ち味出てたよ」とか「上手だね」とか色々細かく伝えてくれて。そしたら「あれ、私苦手だと思ってたけどそんなことなかったのかな?」みたいな、じゃもう1回やってみようかなって言うのでやっていくうちに、例えば保護者と話すとか、子供達と話すとかいろんな場面で話すことにすごく抵抗がなくなったというのもありますね。

保育士=ピアノ弾けなきゃ、とか、歌や絵が上手じゃないと、とか。私なんか全然自信もないし得意じゃないし、頼まれるとちょっと困りますみたいな感じなんですけど、でもなんかみんなそれぞれに特技だったり特徴があったり個性があるから、別にみんなができるようにならなきゃっていう雰囲気はないので、ちょっと気は楽かなっていうのはあるかな。
比較されないから、ですかね。能力的にも、できるできないみたいな評価の仕方じゃなくて、「あなたは今こういう状態だよね」っていう感じで先輩たちが受け止めてくれると言うか、分かってくれるから苦しくない。例え先輩のようにできなくても、私は今そこに向かって努力してる最中だもんねみたいな。だから今の私はとりあえずそれでいいんだ、みたいな。

私自身が「あなたはあなたでいいんじゃない?」っていうふうに受け入れてもらってきたから、新人の先生にもそうしたいって思ってます。